モバイルマルチメディア通信 研究室

上岡英史 教授

分野 情報通信工学
プロフィール
出身地
千葉県柏市
趣味
ドライブ、海外旅行、食べること
学生の皆さんへ
とにかく何かに興味を持って欲しい。熱中してGeek(オタク)になってもいいでしょう。皆と同じことができるようになるより、自分にしかできないことを見つけて、とことんやってみましょう!
キーワード 知的情報システム、情報ネットワーク、ユーザ満足度

~ひとにやさしい情報通信環境を目指して~

  • スマートフォンを用いた振動通信アプリケーション
  • 眼内閃光を用いた視覚障碍者歩行支援システム

いつでもどこでもいつのまにか使っているコンピュータ

ユビキタスコンピューティングとは、いつでもどこでも意識せずにコンピュータを利用できる環境で、情報通信機器が私たちの生活の中に自然と溶け込んでいる状態をさします。身近なものだと、腕時計型の情報端末であるスマートウォッチが良い例です。私たちの研究室では、その環境を「ひとに優しい情報通信環境」と定義し、ひとが望むことをコンピュータが自動で察知し、必要な情報をさりげなく提供する環境の確立をめざしています。例えばスマートフォンでニュースを読んでいる時、分からない単語が出てきたら、一瞬目の動きが止まることがあります。私たちの研究を活かせば、それをスマートフォンのセンサが検出し、インターネットでその単語を自動的に調べて意味を教えてくれるということが実現できます。ただし、多くの情報をこまめに教えてもらうことで嬉しいと思う人もいれば、お節介だと感じる人もいます。ひとが感じる優しさはそれぞれ違うので、一人ひとりが満足できる情報通信環境とは何かを日々、追究しています。

視点を変えれば新たな発見ができる

私たちの研究室では、学生それぞれが「ひとに優しい情報通信環境」に関するテーマを見つけて研究を進めています。研究において重要なのは、自分で課題を見つけて調査・分析し、形にしていくプロセスを学ぶことです。このプロセスを理解していれば、社会に出てからさまざまな困難に直面した時、それを乗り越えるための行動をとることができます。そして、問題解決には多くのアプローチが存在します。既存の部品もそのまま使うのではなく、少し使い方を変えることで全く違う機能を発見できるかもしれません。研究を通して、物事を異なる視点から見てみると新たな使い方ができることの面白さも知ってほしいです。普段から「人と違ったことがしたい!」と考えている人は、私の研究室で自分にぴったりの研究テーマを見つけてください。

研究室リスト